SPG

ANAの上級会員として落ち着いたこともあり、ホテルもANAならサービスがよいかな、
と思ったものの、朝食がつくサービスはホテルに直接予約しないとだめだったり、
サービスを受けられない料金設定ばかりと、あまり有り難くない特典しかありません。
ホテルもインターコンチネンタルのグループとして組み込まれたため、
会員システムもPCR（プライオリティ・クラブ・リワード）となっています。
これも上級会員になる条件は厳しい割に、恩恵があまり期待できないような気がします。
マイルやポイントの付き方も、いまいちな感じ。


そこで路線変更。
どうせ外資系ホテルなら、他にヒルトン、ハイアット、シェラトンなどがあるわけです。
これらをチェックして、エリートステータスで一番お得なのはどれか。
ヒルトンは、まず資金が潤沢でないと厳しいことが判明。立地も限定されます。
クレジットカードでゴールド・メンバーになることは可能ですが、利用率が低いので見合うかどうか。
地域的に関東に集中していて、あとは大阪、名古屋、ニセコ。わたしにはちょっと使いづらい。
ハイアットの場合。東京、箱根、京都、大阪、福岡。
FFN（ファスター・フリー・ナイト）という、2滞在で1泊無料になるキャンペーンがあるので、
魅力のあるホテルグループではありますが、会員ステータスとなると、
立地や料金の面で折り合いが難しいです。
福岡はビジネスホテル並の料金設定なのですが、飛行機の乗り継ぎが必要になります。
関東エリアはちょっと手が出しづらいレートですし。
大阪、京都も極端な差があり、大阪は安い反面、まわりには何もないという状態。


そして、最終的に選んだのが、
SPG（スターウッド・プリファード・ゲスト）。
国内では、シェラトン、ウェスティンにより構成されるホテルグループ。
大阪にセント・レジス、横浜にWホテルの開業予定がありましたが、未定となってるようです。
現在のところ、札幌、舞浜、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、淡路、宮崎にあり、
来年仙台が加わります。
沖縄にシェラトンの予定も揺らいでいますが、実現してほしいものです。
立地の利便性がよいのと、時期を選べばレートがかなりリーズナブルです。
特に京都や舞浜は10,000～50,000円の幅があり、一見ハイシーズンは手が出せないように思えます。
が、頻繁にあるプロモーションのおかげで、無料宿泊が手に入ったりします。
ハイアットのFFNのようなキャンペーンです。
シェラトン札幌（約7,000円～）や、シェラトン大阪（約8,000円～）に何泊かして、
ウェスティン東京（24,500円～）に無料宿泊というのが定石です。


最近のステータスマッチ（上級会員のお試し制度）がどうなっているか不明ですが、
ANAのプラチナに初めてなったときに、SPGのゴールド会員資格がもらえました。
ゴールド会員になる条件は、年間10滞在（連泊はカウントされない）か20泊。
特典は利用金額によってもらえるポイントが5割増、
予約状況により午後4時までのレイトチェックアウトが可能、
ちょっぴり部屋のアップグレードもあり。
なので、早速ゴールドにしてもらったのですが、
ホテルのポイント制度には2通りあって、ホテル独自のポイントでもらうか、
提携航空会社のマイルでもらうかになります。
ステータスマッチの場合は、後者のみとなり、ホテルポイントにはできません。
実はこれが、ちょっと不便で、ダブルマイルキャンペーンなどでは逆に有利なんですが、
ANAやJALに加算した場合、そこから有効期限が発生します。
ホテルポイントは1年に1度でも増減があれば、実質無期限です。
ずっとマイルでないとダメなのかというと、ステータスマッチにも期限があります。
それが切れたら、ホテルポイントに切り替えてもらうことが可能です。
それ以外では、プラチナまでステータスアップすることでもOKです。
わたしは後者のケースで切り替えてもらいました。
プラチナの条件は年間25滞在、あるいは50泊です。

なお、ステータスマッチはどの場合でも、一生に一度ですので行使するときはご注意を。